代表の小谷さんにお話を伺ってきました。
小谷さんはサーフィンをなされるそうです。
出で立ちはご本人もおっしゃっていましたがラフ【rough】なイメージ。
形式ばらず、気取らないさまが、とてもお店のイメージと重なる。
実際に小谷さんは「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」とお客様に挨拶されるそうだ。
その真意には地域に根差し浸透していくような敷居の高くないお店づくりをしたいという想いがある。
家具の素材は主にバリ島のチーク材を使われている。
チーク材のことを現地ではDjati(ジャティ)と呼ぶ。
虫害にも強く、なにより耐久性がある。
チーク材にはニューチーク(若くしてカットしたもの)とオールドチーク(年代を重ねカットしたもの)があるそうだ。
ニューチークは水分が含まれているので割れや反れが出る。
食卓の天板にオールドチークを使い、脚などをニューチークにするなどミックスさせて制作しているそうだ。
制作は現地のバリ職人が行っているという。
なにより素晴らしいと思ったのが、家具をお客様のお宅に納品する際に、食卓・椅子などの脚の部分を丁度良い高さにお客様と相談しながら小谷さんがカットされるそうだ。
そして床に触れる部分にフェルトを貼るという。ここでおわりではない。
割れ・反れが出てきたら補正もしてくださる。
そして小谷さんは無垢材(自然の木そのもので、強度や断熱保温性、吸音効果、調湿能力など優れた特性を持っている)を育ててほしいとおっしゃる。
生活の中の一部となった家具は人の油(オイル)等で濃くなっていく。また、子どもがいらっしゃるご家庭では、お子さんが落書きしたり、食べ物をこぼしたりすることもあるだろう。
そんな跡も、昔ながらの日本で柱に子どもの背の高さを印付けしたように、風合いとして想い出として残して頂けたらとおっしゃる。
さらに驚いたのは、背の高さがある食卓などをお客様が歳を重ねた際に脚をカットして座卓にも出来るという。
これは家具と一生のお付き合いになる。
バリ島のチーク材は高級木材だが、一生お付き合いする家具ならば、一緒に育てて、育っていく過程を楽しみたいと感じた。
小谷さんがバリ島家具のマイスターとして居て下さるのも心強い。
店内を拝見しましたが、2階建てで、まるで美術館に来た感覚を味わえた。
絵もたくさん飾られてあった。バリ島の絵はほとんどがアクリル絵の具で描かれているという。
とても引き込まれる絵ばかりだった。
実際に展示してある家具に座ることも出来る。
和室や洋室にディスプレイするイメージを沸かせてくれるコーナーもありました。
まずはChair美術館?!へ足を運んで頂きたい。入場料は無料です(^^)。
〒251-0053
神奈川県神奈川県藤沢市本町3-11-12
電話番号 0466-52-5505
営業時間 10:00-18:00 / 水曜日定休